スノーボードをしていて、あの人何であんなに速いんだろー?

体重も板の長さも形も自分とそんなに変わらなそうなのに、全然スピードが違うし斜度の緩い所でも早い。。。
え?何が違うの??
って思った経験ありませんか?
それはちゃんとWAXをかけているからです!

スノーボードの楽しさは、雪の上を颯爽と滑り降りる事ですよね!
ですが、WAXがちゃんと塗ってないと板の滑走面と雪面との間に摩擦が発生する為、スピードが落ちてしまいます。
プロショップなどに板を出せば、ホットワックスをかけてくれますが、お金がかかるのと、持っていくのも大変ですよね。。。
ならば自分で正しいホットワクシングの方法を身につけて、自分でWAXをかければいいじゃないですか!!
自分でWAXをかければ、お金もかからないし、滑りに行く前に天気予報を見て、適切なWAXをチョイスできます!
しっかりWAXをかければ、びっくりするくらい滑走性が上がって、滑っていて楽しいですし、上達も早くなりますよ!
今までホットWAXをかけていなかった人や、なんとなく適当なやり方でかけていた人の為に正しいホットワックスの手順をまとめてみました!!
正しいホットワックスの手順
必要なもの
●ホットワックス用固形ワックス 一般的に低い温度から、緑、青、赤、黄と分けられています。
その時の雪のコンディションによって使い分けます。

●ホットワックス用アイロン
家庭用のアイロンでも代用出来ますが、塗りにくいのと、その後洋服には使えなくなりますので、ホットワックス用のアイロンを用意しましょう。

●スクレーパー
不要なワックスをはがすために使います。

●ナイロンブラシ
仕上げ直前につかいます。ストラクチャーに詰まったワックスをとったりします。

●馬毛ブラシ
仕上げに使います。

ホットワクシングの流れ
●クリーニング→ワクシング→ワクシングの仕上げ
ざっくり言うとこんな流れです。
クリーニング
ソールが汚れているとうまくWAXが浸透しませんので、ソールの表面をクリーニングします。
●まずはスクレーパーで表面の汚れをしっかり落とします
※スクレイパーを使用する時は、スノーボードのノーズからテールに向かって行います。この時あまりスクレーパーを立たせ過ぎないことがポイントです。
●スクレーパーで表面の汚れが落とせたら、今度はブラシを使って滑走面に入り込んだ汚れをかき出します
こするのではなく、ストラクチャーに詰まった汚れをかき出すように行うと良いでしょう。これも、もちろんノーズからテールに向かって行います。
●クリーニングワックスで汚れを浮かせる。
100度ほどに温めたアイロンで、クリーニングの為にワックスをかけます。ワックスをかけることにより表面に汚れを浮き出させ、ワックスと一緒に汚れをかき出します。
クリーニング用のワックスは低温で溶けるものを使用するのが一般的です。汚れを浮き出させる必要があるので、少し多めに使うと良いでしょう。
アイロンで全体に2,3往復ほど伸ばしたら、まだあたたかいうちにスクレーパーで浮いた汚れごと削りとります。
ワクシング
ソールが綺麗になったら、いよいよワックスです。
●ベース(下地)を作る
※アイロンを使う前にバインディングのビスは緩めておいて下さい。
シーズン通して快適にワクシングを行える様にするため、ベースをつくります。
ベースをしっかりつくってあることによって、滑走ワックスの持続性が良くなり、また、ソールの保護の役割もしてくれますので、ベースはしっかりと作っておきましょう!
ベースワックス(パラフィン)は粒子の細かい方(温度の高い方)から塗っては剥がしの繰り返しでソールに浸透させていきます。
下地を作るためにベースワックスが必要な分量入ってセットになっているものもあります。
●ワックスの塗り方
出来れば温かい部屋で塗るか、板を温めておくとアイロンを使った際、ソールへのダメージが少ないです。
・まずは固形ワックスをソールに生塗りします
生塗りする事によりソールへのダメージを軽減できます。
・アイロンを使って、使用するワックスの推奨温度で塗る
固形ワックスをアイロンに当てて、ちょっと溶けたらソールにこすりつける様な感じでまんべんなく塗ります。
足りない分は、アイロンにワックスを当てて、垂らすように足します。
ワックスがソール全体に垂らし終わったらアイロンでワックスを伸ばします。
※この時アイロンの動きを止めない様に注意して下さい。ソールが焼けてしまいます。
大体2,3往復くらいして全体に浸透したら、ワックスが冷えるまで待ちましょう。
●ワックスを剥がす
ワックスのパッケージに何分待てばいいか書いてありますので、
必要な時間待ってワックスが固まったらスクレーパーを使ってワックスを剥がします。
上記の手順を繰り返し、ベースを作ります。
・ベースが完成したら必要に応じて滑走ワックス(フッ素)を入れましょう
※普通に滑る程度であれば、ベースワックスだけで十分ですが、ここ1番って時やとにかくもっとスピードが出したいって時には入れてみましょう。
※滑走ワックスを入れる際に注意しなければならない事は、滑走ワックスにはフッ素が含まれていますので、ベースワックスを入れる前に塗ってしまうと、フッ素がベースワックスの成分であるパラフィンを弾いてしまいますので、必ずベースを入れた後に塗りましょう。
ワクシングの仕上げ
ワックスが剥がし終わったら、ブラシを使ってストラクチャーの間に入ったワックスのカスをかきだします。
まずはナイロンブラシで荒仕上げをして、最後に馬毛ブラシで本仕上げをします。
ノーズからテールに向かって一直線に板がしなるくらいの力でブラッシングして下さい。
クリーニング→ベースワックス→滑走ワックス→ブラッシング
ここまでやれば格段に滑りが違うと思いますよ!
あとは慣れてきてしっかり温度にあったワックスさえチョイスしてやれば完璧です!!
まずは入門セットを使う!!
マツモトワックスやGALLIUM WAX【ガリウム】からホットワックスセットが出ていて、必要なものは全て入っていますので、まずはセットを購入してやってみるといいと思います!
バラで売っている物と同じものが入っていますので、ずっと使えますし、オススメです!!
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