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雪崩の恐怖と対処法について

雪崩

最近、暖かくなってきて、山登りが気持ちのよい季節になってきましたね♪

山登りは、非常に気持の良い物です。

ですが、山の天気は変わりやすく、雪崩や遭難などのリスクはつき物です。

特に今の時期は雪崩が怖いですよね。

最近では、長野県・北アルプス白馬岳(2932メートル)の白馬大雪渓で雪崩による死者が出てしまいました。

白馬岳雪崩、不明女性の死亡確認 新たに2つの荷物発見


雪崩とは、「斜面上にある雪や氷の全部、または一部が肉眼で識別できる速さで流れ落ちる現象」を指します。

一般的に雪崩は積雪が崩れて動き始める「発生区」と、発生した雪崩が通る「走路」、なだれ落ちた雪が堆積する「堆積区」からなります。
また雪崩によって堆積した雪を「デブリ」と呼びます。
除雪管理されている道路は、雪崩の発生区ではなく、走路や堆積区にあたり、雪崩発生が交通に障害を及ぼすこともあります。

<雪崩はなぜ起こるのか>

斜面に積もった雪は、重力により落下しようとする力、地面との摩擦力
、雪粒同士の結合力がつり合って支えられています。

大雪によって積雪の落下しようとする力が大きくなったり、人や動物が斜面を横切って雪粒同士の結合力を弱めてしまったりすることで、つり合いが崩れて雪崩が発生します。

日射や気温の上昇や降雨で雪が融けた時にも、雪粒同士の結合力や地面との摩擦力が弱くなることで雪崩が発生します。

雪崩1

表層雪崩:

雪粒同士の結合力が弱い層(弱層)が形成されると、弱層の上に積もった雪が滑り落ちる表層雪崩が発生しやすくなります。
はっきりとした弱層が見られなくても、滑り落ちる面が積雪の中にある場合は表層雪崩に分類されます。
短時間に大量の降雪があった場合にも、新しく積もった雪が崩れて、表層雪崩が発生しやすくなります。

雪崩2

全層雪崩:

融雪や降雨によって積雪と地面の間に水が入るなど、積雪と地面との間の摩擦力が弱まったときに、積雪が全て滑り落ちる全層雪崩が発生します。

雪崩3

<雪崩の力>

・雪崩はどれくらい早いのか?

雪崩の速さは、写真・映像や圧力センサーなどで計測されます。

全層雪崩:10~30m/s(40~100km/h)
表層雪崩:30~50m/s(100~200km/h)

全層雪崩は自動車並み、表層雪崩は新幹線並みの速度で崩れてくる雪が押し寄せてくると言えます。

・雪崩の破壊力

雪崩は地面、雪面からの高さにより、密度や速度に差があるため、衝撃の圧力も高さによって異なります。
人や自動車程度の高さの雪崩の衝撃圧は、およそ100kPa~200kPaです。これは1平方メートルに大型トラック1台分または軽自動車10台分の重さが掛かっていることに相当し、この圧力で住宅が吹き飛ぶこともあります。

<厳冬期の雪崩と融雪期の雪崩の違い>

・厳冬期の雪崩

気温の低い厳冬期には、一度に多量に積もった新雪がその重みで崩れたり、古い積雪面から新雪が滑り落ちて、表層雪崩が発生しやすくなります。
表層雪崩の特徴の一つに、前兆現象がないということが挙げられます。

・融雪期の雪崩


春先に気温が上昇すると、雪解け水や降雨で積雪と地面との摩擦が小さくなり、斜面の積雪全体が崩れる全層雪崩が発生することがあります。
全層雪崩は、雪しわと呼ばれる積雪面のしゅう曲や、雪の塊が崩れ落ちてくるという前兆現象を伴うことがあるため、このような現象を見かけたら注意しましょう。
また、全層雪崩は厳冬期であっても、暖気や降雨が続くと発生することがあります。

・日中の気温がプラスになる
・積雪深が減少している
・降雨がある

<雪崩の発生しやすい場所>

・雪崩の発生しやすい地形

Perla(1977)がアメリカ・スイス・カナダ・日本で発生した比較的規模の大きな面発生雪崩を調べた結果、ほとんどは傾斜35~45°の斜面(スキーの上級者コースに相当します)で発生し、30°以下の緩やかな斜面(スキーの中~初心者コースに相当します)や、60°以上の急斜面での雪崩は少ないことが分かりました。
しかし、雪崩の発生頻度が少ないからといって、これからも雪崩が発生しないとは限らないので注意しましょう。

・地表面の状態

全層雪崩は地面との摩擦が特に重要です。樹木が少ない斜面や熊笹など滑り易い植生の斜面には注意が必要です。

・雪庇(せっぴ)

尾根や法面の雪がひさしのように張り出した吹きだまりを“雪庇”と言います。雪庇が崩れると、これに誘発されて雪崩が発生することがあります。

<雪崩に備える>

装備の何を優先して揃えるかとなれば、それは「自分と他の登山者の生命を守る」ものとなるでしょう。

「ビーコン(雪崩創作用電波送受信機)」、「プローブ(雪に突き刺して埋没者を捜索するためのスティック)」、「シャベル(埋没者を掘り出すもの)」の、雪崩対策用の三大グッズです。

「雪崩れ=急峻な山にのみ発生する」と考えている人が多いようですが、実際は雪が斜面に積もれば場所を選ばずに発生する可能性があります。

つまり、雪山というのはどこもかしこも雪崩れのリスクがあり、そこへ入っていくからには雪崩に備えた対策は必要不可欠であり、そのためのグッズが上記の3つです。

これらは、決してパーティの共同装備ではなく、一人一人が1セットずつ携帯すべき個人装備です。

バックカントリーを楽しむ山岳スキーヤーやスノーボーダーの間ではもはや常識として携帯がなされていますが、これらを持って雪山に入る登山者はまだまだ少数派です。

しかし、雪山登山の全てのルートが雪崩のリスクが低いリッジだとは限りませんし、雪庇を踏み抜いて落ちる事故もこれまで数多く報告されています。

安全だと思い込んでいた樹林帯で雪崩に遭遇する可能性だってゼロではありません。

そうしたことを考えれば、雪山登山者にとってもこれら3つのグッズは携帯は必須条件になってきているといえるのではないでしょうか?

ビーコンは新しく登場した機器なので、敬遠する人もいるかもしれませんが、年々軽量化され、使い勝手も向上していますので、是非一度ショップでご自身の目で確かめてもらいたいものです。









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